晩夏の風景

ことばと音楽、心についての散文

あなたとなにがちがうのだろう

こんな詞を書いた。 あなたとなにがちがうのだろうもう二度と会えないだけのひとはあなたとなにがちがうのだろうもう二度と会えなくてもいいから生きていてほしかった ー「音のない春」 あるひとが亡くなった。後になってから、亡くなったことを人づてに知っ…

もしもわたしの感性が豊かであるとするなら

歌詞がすきだ。 買ってきたCDの封を開けて、いちばん最初に歌詞カードを読むのがすきだ。解禁と同時にSpotifyで新曲を再生して、最速で更新された詞を検索して読むのがすきだ。詞だけで読んだときと、歌で聴いたときの印象が全然ちがったりするのを感じるの…

永久欠番と猫とアメリカ

「忘れられないひとがいる」という言葉は、「うち猫いるから海外旅行とかできないんだよね」に似ている、と最近たまに思う。わたしは猫を飼っていないので、概念としての話だ。 海外に長期で旅行とかしてみたい気持ちはあるけれどなにかと理由をつけて億劫で…